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Vol.01有限会社ヒューマンリンク 西村 裕芽 様

有限会社ヒューマンリンク 居宅介護等事業所らぽーと
サービス提供責任者(経験年数:約6年)

〒586-0001 大阪府河内長野市木戸一丁目14番48号
TEL : 0721-56-8786
FAX : 0721-53-4027
URL : http://www.hlink.jp/

西村裕芽様

(浜田)本日はお忙しい中、『はぴけあインタビュー』の取材をお引き受けいただき、ありがとうございます。はぴけあ事務局の浜田と申します。よろしくお願いいたします! 早速ですが、ヒューマンリンクさんはどのようなサービスをされていますか?

(裕芽さん)介護保険が使えるサービスとしては、ケアプランの作成や、訪問介護を行っています。障がい福祉の事業所では、障がいをお持ちの方へのヘルパーなども行っています。また、介護保険が使えないような家事サービスや掃除なども行っています。

(浜田)「アテンダントサービス」と呼ばれるものですね!色んなサービスを提供されているのですね!!でも、初めて介護を受けることになると、「どうしたらよいのか解らない」という場合が多いと思うのですが、まず何からすればよいのでしょうか?

(裕芽さん)そうですね。まずはご相談いただく事からでしょうか。高齢者の介護の場合ですと「あっとほーむ」で相談を受け付けています。
まずはケアマネージャーがお話を伺って、状況に合った様々なサービスをご提案いたします。本当に必要なサービスを一緒に決めていく感じですね。介護保険の対象にならないような家事サービスや買い物サービスも含めて、トータルでご相談に乗ることができますので、まずは一度ご相談ください!

初めての介護は、まず相談から

(浜田)そうですか!保険の範囲で何ができて、何ができないのか?は、私たちにはなかなか判断がつかないので、相談できるというのは心強いですね!
ところで、裕芽さんがこのお仕事を始めたきっかけは何ですか?

(裕芽さん)両親の勧めでヘルパーの資格を取得したところからですね。一度は別の仕事に就いたのですが、それを辞めることになったので、資格も持っているしやってみることにしました。

(浜田)よし!やるぞ!!みたいな感じですか?

(裕芽さん)いえ、その時はそんなに熱くなかったです。。。もともと両親が介護の仕事をやっているのを見ていたので、いい機会なのでやってみるか。という感じで始めました。

(浜田)なるほど~。では実際にお仕事についてみて、苦労されている事はありますか?

(裕芽さん)人相手のお仕事なので相性もあるし、利用者さん毎に合わせて対応が必要なので、もしかしたら知らないうちにストレスがたまっているかもしれません(笑)。
後は制度がよく変わることですね。勉強が大変です。でも職場で社長が情報共有してくれているので、そこで勉強させてもらってます。

介護も人との関わり。相性や人間関係が大事

(浜田)時間的には忙しいですか?一日のお仕事の時間は決まっているのですか?

(裕芽さん)ヘルパーで訪問する場合は事前に予定が決まっているのですが、多い時では月の半分ぐらいは予定が変更となるので常に確認が必要ですね。また車やバイクでの移動が多いので、渋滞や移動ルートのチェックなども常に意識して動いてます。

(浜田)そうですか!いつもちゃんと考えて動かないと大変ですね!
では、この仕事を始める前と後で、思っていたことと違ったことはありますか?

(裕芽さん)資格を取る段階では、トイレ介助の仕方や車椅子介助の仕方など「方法」を勉強すればよいと思っていました。でも実際の仕事になると、その時々での応用力が必要だと思います。利用者さんによって何がベストか?を考えながら行う必要があります。
一つのやり方さえ覚えたらよいというものではないし、「できることは全部やってあげよう」とか要望ばかり聞いていてもダメなんだと思います。

特に知的障がいの方と接する場合は、「アカンことはアカン」と言うことも必要なんです。
事業所は障がい者がしたい事を支援することが仕事ですが、そのためには社会の中に適応できるように支援するという役割も持っていると思います。周りから「障がいを持っているから他人に迷惑を掛けてもしょうがない。」という風に見られると、本当にしたい事が出来なくなります。突然大声を出したり、走り廻ったりしない様に、社会での人付き合いの中で必要なことは、きっちりと言わなければいけないと思っています。

「アカンことはアカン」と言う事も必要

(浜田)なるほど!そういう事はだれに教えてもらったのですか?

(裕芽さん)入った頃は先輩に教えてもらいました。後は、他の事業所さんのやり方や様子を見ていて気づく事もあります。初めは厳しく言わなくても良いと思っていたのですが、ある時、他の事業所のヘルパーさんが、放置に近い状態で好き勝手にさせているのを見たんです。その時「それはちょっと違うのでは?」と感じまして、そこから考えが変わりました。経験を積みながら学んでいってます。

(浜田)そうですか。事業所毎でも方針が違ったりするのかもしれませんね。ちなみに、今までお仕事の中で、落ち込んだりした事はありましたか?

(裕芽さん)結構あります…。利用者さんご本人と相性が合わず、しばらく反発され続けたことがありました。先輩のヘルパーさんの言われるようにやってみてもうまく行かず、常にケンカのような状態になった時期がありました。
きっとその利用者の方とは年齢が近かったので、同年代の私から言われるのがイヤだったのでしょうね。年齢が上の方から言われるのと同年代から言われるのでは、受け取り方が違うんだと思います。年上のヘルパーから言われたら素直に聞いている姿を見ると、「早く年取りたい!」と思います!
逆に、中学生の方に接する場合は、年齢が近いという事で喜ばれることもあるのですが…。

(浜田)そうでしたか!すごくわかります!私も過去のインストラクター時代に、実際の年齢より年上に見えるように努力した経験があります。

(裕芽さん)ほんとですか!?一緒ですね!!後は、高齢の方を初めて担当をしたときに、ベッドから車椅子の移動がうまくいかず、先輩のアドバイスどおりにやってもだめで。ある時、私がいるのに別の担当さんを呼ばれたことがあり、その時はショックでした…。ただ、私の練習のためにいらっしゃるのではないので、負担をかけてまで無理に私が続けるわけにもいかず、悔しい思いをしたことがあります。

早く経験を積みたい!!

(浜田)利用者のご家族との関係はいかがですか?

(裕芽さん)ご家族とは特にもめたり問題が起きたことはありません。むしろとても感謝していただいて、こちらが恐縮するほどです。

(浜田)それは救われますね!他にも仕事をしていて良かったと思うことはありますか?

(裕芽さん)小学生の子など、自分がヘルパーとして係わることで、楽しんでくれたり喜んでくれたりする時です。
ある子は駐車場を見るのが好きで、一日中見ているような子がいるのですが、ご家族では一日中付きっ切りで遊ぶことは時間的に不可能ですよね。そんな時に私がいろんな駐車場を一緒に見に行ったりします。代わりに付き添ってあげることで、とても喜んでいただいていますよ。
他には、オムツがうまく換えることが出来たときや、車椅子からベッドなどへの移動がすっとできた時などは嬉しいですね。

(浜田)なるほど。オムツの交換なんかは、数をこなすとできるものなんですか?

(裕芽さん)初めは教えてもらうようにやっていても、なかなかうまく行かなかったのですが、いつの間にか出来るようになってきました!
でも、弟も同じくヘルパーですが、弟の方は勘が良いのかすぐに出来ていました…。人それぞれで得意不得意があるようです。

(浜田)弟さんもヘルパーをされてるんですね! 弟さんも含めて、色んな方と話をすることでストレス解消になることとかありますか?

(裕芽さん)あります!入った頃は自分の中で溜め込んでいたので、とてもストレスがたまってしんどかったんですが、他の人に話してみたら、利用者の方々のことでも色んな発見があることがわかりました。
自分が担当していたときには「できない」と言っていたことが、他の担当者のときにはできできたり、ヘルパーによって言う事を聞いたり聞かなかったりという違いがあることに気づきます。
逆に、他のヘルパーさんが同じ悩みを持っていることがわかったりすることもありますね。悩んでいたのは自分だけじゃないということに気づけて、とても気持ちが楽になるようになりました。

(浜田)なるほど!会話をすることで解決したり、ストレス発散ができるんですね!

会話で発見!ストレス発散!

(浜田)何か思い出に残る印象的なエピソードはありますか?

(裕芽さん)利用者さんの成長が見れたときがとても嬉しかったです。
視覚障がいのある児童のガイドとして色んな所に行きました。電車に乗った際、その子は色んな所や隣の人を触ってしまったり、席が空いていたら寝転んでしまったりと、周りの反応が見えないので好き勝手にしていました。それがだんだん行儀よくできるようになってきたんです。そういう成長を見ることができるのがこのお仕事の楽しいところです。
障がいの方は小さい頃からお付き合いが始まることが多いので、一生付き合って行くことが多いんですよね。家族ほどには届かないけれど、成長を一緒に見守り、関わることができるので、この仕事ができて本当によかったと思っています。

落ち込んだり悩んだり。でも成長を見れることが嬉しい!

(浜田)仕事をする中で、こだわっている事はありますか?

(裕芽さん)自分から利用者に対して「この人嫌だな。」と思ったり、断ったりはしないようにしています。
以前に相性が合わない利用者さんがいらっしゃって、その時は相当なストレスでした。でも色々試行錯誤をしながら続けていくと、今年に入ってから態度が変わってきて、むしろ積極的に話ができるようになってきたんです。
その利用者さんはずっと、自分の希望を叶えてくれる人としか関わってこなかったのですが、関わっていくうちに「伝えないと希望はかなえてもらえない」という事や「伝え方」がだんだん解ってきたのだと思います。
だから、相性が合わないかも。と思っても自分から投げ出すことはしないし、したくありません。

(浜田)それは忍耐と勇気がいりますね!でも、まさに人間関係ですよね。ところで今、ヘルパーの資格を取る人が増えているようですね。どう思われますか?

(裕芽さん)自分は両親の影響で、身近に介護や福祉があったからやっているけれど、それがなく自然に介護をやりたいという人は、そういう気持ちがどこから沸いて来るのだろう?と興味がありますね。
普通はなかなか「やりたい」と思わないんじゃないかと思うので、「やろう」と思うだけでもその方は既に素質というか、何か持っているのかもしれませんね。人の中に発見や面白さを感じれる人が合っている職業だと思います!

「人の中に発見や面白さを感じれる人」がぴったり!

(浜田)介護に関わるお仕事に若い方が少ないようですが、若い方が増えるにはどうしたらよいと思いますか?

(裕芽さん)そうなんですよね。いつも考えているのですが・・・。大阪市内なんかでは、若いヘルパーさんが多い気がします。大阪市内は利用者も多いので、比較的若い人の目にも留まる機会が多く、見慣れているというのがあるのかもしれないですね。でも河内長野のあたりでは、グループホームの方が歩いていると、珍しそうに見られることがまだあります。

(浜田)地域によって違いがあるのですね。確かに大阪市内では比較的目にすることは多いかもしれません。

(裕芽さん)後は、若い方がヘルパーに対してどういうイメージを持っているのか?というのが気になります。ガイドヘルパーという仕事があるのもあまり知られていないですし、知られていないことが多いのでは?と思っています。

(浜田)ガイドヘルパーもヘルパー2級と同じ資格でできるのですか?

(裕芽さん)ガイドヘルパーとヘルパー2級は別の資格です。
ガイドヘルパーは視覚障がい、全身性(体幹)障がい、知的障がいの3種類があって、それぞれの理由で外出困難な方の外出介助をする資格です。ヘルパー2級は居宅に訪問して介護する資格で外出介助とは別なんですが、何故か知的障がい者のガイドだけは認められています。
若い方だけではなく、まずはもっと「知ってもらう」ことと「身近に感じられる環境」が必要なのかな。と思います。

まずは「介護」を知って身近に感じられる環境づくりを!

(浜田)そうですね!「はぴけあ」も、ぜひその役目を担っていけたら!と思っています。今日はお話を伺ってたくさん勉強させていただきました。近頃、草食系の人が増えているなかで、裕芽さんはとても前向きに頑張っていらっしゃいますね!

(裕芽さん)家族やスタッフに、前向きな人が多いからだと思います。
入ってきたばかりの頃は「大丈夫かな?」と思う方でも、利用者さんと関わっていく中で明るくなっていったり、接し方を覚えて言ったりしていくんだと思います。

(浜田)なるほど。自然と鍛えられていくんですね!では西村さんの、これからの目標を教えて下さい。

(裕芽さん)先ほどのこだわりにも関係しますが、「この人は対応できるけど、この人は無理。」というのではなく、どの利用者の方でも対応できるヘルパーになりたいです。
さらに今後は、介護保険の対象サービスの方も力をつけて、ホームヘルパーや家事サービスなども出来るようになっていきたいです。
今までは「家族の人がしたらいい」ということで、家族内で行ってきた介護や福祉に対して、自分が仕事として関わらせてもらえていてとても幸せです。これからも経験を積んで、幅広く対応できるように頑張りたいと思っています。

介護や支援を通じて、関わりを持てることが幸せ

(浜田)西村さんのように、たくさんの若い方がヘルパーや介護士さんをめざしていただきたいですね。
では最後に、これから介護サービスを受ける利用者やご家族の方へのメッセージをお願いします。

(裕芽さん)スタッフも雰囲気がよくフレンドリーな人が多いので、ぜひ一度気軽に相談してみて下さい。

(浜田)本日はお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました。
これからも頑張って下さい!

有限会社ヒューマンリンク

大阪の南河内エリア(河内長野・富田林・大阪狭山・太子町・河南町・千早赤阪村)を中心に介護保険や障がい福祉の在宅介護事業に携わっています

大阪府河内長野市木戸一丁目14番48号
TEL : 0721-56-8777 / FAX : 0721-53-4027
URL:http://www.hlink.jp/

<事業>  
居宅介護支援事業所(高齢者介護)  : あっとほーむ
訪問介護事業所(高齢者介護) : サポート・あい
居宅介護等事業所(障がい福祉サービス・地域生活支援) : らぽーと
放課後等デイサービス事業所(指定障がいサービス) : ここわ
公的制度外 生活支援サービス : アテンダントサービス
<編集後記>

インタビューでは、「早くベテラン介護士になりたい」と思う裕芽さんの意欲が強く伝わってきました。
言葉のひとつひとつに相手に伝えようという気持ちが感じられ、日頃接する人たちにも同じなんだろうなと感じました。
一方で「今日はインタビューの日でしたね・・」と普段と変わらない姿で登場、さわやかな笑顔が印象的でした。
裕芽さんのような若い方が介護業界で活躍されることによって、同世代に介護の世界を近くに感じてもらえるのではと思いました。私自身、同じ歳の頃にここまでしっかり考えを持っていたか?と考えさせられる事も多くあり、刺激のある時間となりました。
魅力的な笑顔でこれからも頑張って欲しいです。ありがとうございました。

(はぴけあ事務局 浜田)

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